ホライズン・スキャニングは、将来大きなインパクトをもたらす可能性のある変化の兆候をいち早く捉えることを目的とした将来展望活動の一つである。対象は幅広いが、社会・経済・環境・政治的にインパクトをもたらす可能性のある科学技術の新興領域に焦点が当てられることが多く、エビデンスを基に分析・解釈を行う説明的な手法であるが、科学計量学や特許分析等と異なり、分析・解釈の対象とする情報の範囲が定まっておらず、当然網羅的なデータベースも存在しない。また、インパクトの可能性評価は主観的、創造的、探索的な作業である。当研究会ではヘルスケアにフォーカスした場合のホライズン・スキャニングを科学研究の上流部分から下流の製品承認とその後の利用に至るまでのデータ・マイニングと捉え、その一端をご紹介頂くとともに、今後のヘルスケア分野の情報の収集と分類、情報の分析のあり方を議論する。
日時:2019年3月7日(木) 18:15-20:15テーマ | プレゼンター | 所属 | |
18:15- | S-FAIR研究会とテーマ設定の主旨 | 加納 信吾 | 東大新領域 メディカル情報生命専攻 准教授 |
18:20- | NISTEPのホライズン・スキャニング“KIDSASHI”システム | 伊藤 裕子 | 科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター 主任研究官(センター長補佐) |
18:45- | AMEDにおける情報分析活動概要(仮題) | 福士 珠美 | 国立研究開発法人日本医療研究機構 基盤研究事業部 情報分析グループ 主幹 |
19:05- | Regulatory Horizon Scanningに向けたパラメーター開発 | 加納 信吾 | 東大新領域 メディカル情報生命専攻 准教授 |
19:25- | フリーディスカッション |
事務局: sfair[at]bioip-lab.org
東京大学大学院 新領域創成科学研究科
メディカル情報生命専攻
医療イノベーションコース
バイオイノベーション政策分野内